行動修正療法の具体的な方法

肥満者と行動修正療法

肥満者に対する行動修正療法は、肥満に至った生活習慣から誤った食生活や食べ方を自ら認識・反省し、これを徐々に修正、正しい食生活へ導くことを目的とした治療法です。この治療法は、肥満者の次のような特徴をもとにして開発されたものです。肥満者は、空腹かどうかではなく周囲の雰囲気や食べ物が手に入りやすい状況で過食になりやすいと考えられています。また、食べ物をゆっくり食べない、一度に口に入れる食べ物の量が多い、食べ物を噛む回数が少ないといった特徴があります。これらの特徴は必ずしも肥満者だけのものとは言えませんが、肥満につながる行動だと言えます。
行動修正療法では、それらの行為を取り除く以外にも栄養教育や運動指導を取り入れ、周囲のサポートを強化させていくことで生活習慣を改善させていきます。

具体的にどのような方法をとるか

方法として次のようなことを行います。まず食事の面です。たとえば体重や食事日記をつけることで自分で自分自身の現状を省みること。食べ物が手に入りやすいところ・状況は極力避けること。食事をとるときは、時間をかけて食事をとる、よく噛んで食べること。それに加えて、家族や友人など周囲の人たちから支援してもらったり賞賛・評価をしてもらうこと。設定した目標に失敗したときに負の感情がおこりやすいため、そのような感情へ陥る過程を冷静に分析すること。なぜそのような感情が起こったのかと振り返りましょう。食事に関する知識を得ること。栄養に対する基本的な知識であったり食事のカロリーがどの程度あるのか知ることは大切です。そして運動すること。運動する場合、一日の歩数や歩く時間を決めておく、意識して速く歩くなど目標を決めておきましょう。実行しやすいものを設定するのが良いです。