行動修正療法の目的

肥満における行動修正療法とは?

肥満における行動修正療法の目的は、肥満になるまでの習慣を認識し、食生活を中心としたライフスタイル全体を改善することにあります。例えば、日常的な癖である早食い・ながら食い・咀嚼回数が少ないなど、食事中の不適応な行動や運動不足などといった肥満の原因を理解し、今後の行動の再認識を行います。また、摂食障害のひとつである過食の原因は、主に精神的ストレスです。不安定な気持ちから自分の欲求を満たすため、空腹感の有無に関係なく、容易に入手できるものを食べてしまいます。このような動機は、患者が自分自身で認識、修正することが難しく、他者の助けが必要になります。無理なダイエットがさらなる過食の引き金になることもあるため、精神的サポートを含めて、医師や心理士などの指導を受けることが重要です。

行動修正療法の治療の流れ

行動修正療法を使用した肥満治療の流れとして、初めに原因の分析が必要です。体重や生活状況の確認はもちろん、身の回りに常にお菓子がある、空腹を誘発するグルメ番組ばかり見ているなど、肥満のきっかけを見つけます。また、食行動の癖を認識することが大切です。これに関しては、多くのクリニックで食事中の行動質問票といった用紙での確認を行っているようです。次に、治療計画をたてます。個人によって実行可能な治療範囲は違いますので、初めは食べたものと食事中の気分を記録するだけ、など簡単な治療から始め、話し合いながら時間をかけて食事制限を進めます。肥満の行動治療技法では体重日記をつけることも行われます。急速な減量は難しく健康的にも好ましくないので、あえて達成しやすい目標を立て繰り返すことで、ダイエットのモチベーションになります。そしてここから、治療することに負担を感じず継続できるようになります。